コイルドウェーブスプリング(CWS)は、平線材に連続した波形状をつけながらコイリングした形状であり、特に静荷重の用途に有効です。
圧縮時、平行に近いたわみが得られることや、限られた空間で大きなばね力を発揮できることが特長です。
一般的な円筒形状の圧縮コイルばねで大きなばね力を得ようする場合、ばね自体のサイズや強度が必要以上に大きくなってしまうことがあります。
これに対し、コイルドウェーブスプリング(CWS)は、ばね自体のサイズ増大を抑えながらばね力を大きくすることが可能です。
よって圧縮コイルばねよりも材料や形状を小さくすることができ、省スペース化、軽量化につながります。
コイルドウェーブスプリング(CWS)は、圧縮コイルばねと比べて"省スペース化"、"軽量化"に貢献します。
自社完結した開発から外部の技術・アイデアを活用するオープンイノベーションを実現するために、教育機関との共同研究を実施しております。ばね事業部では、コイルドウェーブスプリング(CWS)の荷重特性について研究しており、お客様へよりスピーディーな設計支援が出来るよう努めております。
上記仕様に90Nの負荷を掛けた場合の有限要素解析結果の図(VonMises応力の分布)
圧縮コイルばねの場合、理論計算に近しい荷重値が出ますが、コイルドウェーブスプリング(CWS)は、理論計算値と実測値にズレが出る場合があります。
より実測に近い理論値を、いち早くお客様へお応えできるよう研究に取り組んでおります。